広葉樹は鉈で割れない?薪割りに適した刃物の選び方や鉈と斧の違いを解説

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広葉樹は鉈で割れない?薪割りに適した刃物の選び方や鉈と斧の違いを解説

鉈で広葉樹はバトニングできない?

荷物を軽くしたいから斧は使いたくない

鉈と斧はどっちがおすすめ?

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焚き火に必須の薪割り作業ですが刃物は種類が多く、どれを選べばいいか迷っている方は多いのではないでしょうか。

刃物選びを間違えてしまうとキャンプ当日にうまく薪割りできず、楽しい焚き火をできなくなってしまうかもしれません。

斧を購入しておけば広葉樹でも針葉樹でも問題なく薪割りできるので斧を選ぶと良いでしょう。

鉈で広葉樹の薪割りはしないほうがいいです。すぐに刃こぼれしてしまったり、うまく割れないからです。

この記事でわかること

  • 針葉樹と広葉樹の違い
  • 鉈と斧の違い
  • 広葉樹の薪割りをしてはいけない理由

この記事では、薪に適した刃物の選び方を解説しており、実践してもらえば焚火開始までの時間を短縮することができるでしょう。

奥田 ゆうじ
奥田 ゆうじ

滋賀県在住のアウトドアライター。少しでも多くキャンプに関わりたいと思い、ブログを始めました。今までギアに使った金額は200万円以上。今は「良いものを長く使う」をモットーにギア選びをしています。

針葉樹と広葉樹の違い

薪には針葉樹と広葉樹と呼ばれる2種類があります。

それぞれ特徴があり、適したシーンが違います。使い分けることで薪代の節約や、上手に着火できるようになるので薪を見て判断できるようにしましょう。

針葉樹は着火しやすく燃焼が早い

針のように尖っている葉をもつ木を針葉樹といいます。

針葉樹は上に上に伸びるように育っていき、年輪も綺麗に確認できます。 年輪がはっきりしているので割りやすく、初心者や女性でも楽しんで薪割りできるでしょう。

針葉樹の特徴

  • 軽い
  • 年輪が綺麗
  • 綺麗に割りやすい
  • 燃焼時間が短い
  • 煙が多い
  • 値段が安い

木が軽く油分を多く含んでいるので着火剤向きですが、燃え尽きるのが早いため長時間燃焼させる薪ストーブなどには向いていません。

スギ、ヒノキ、マツなどが代表的な針葉樹です。

広葉樹は着火しにくいが燃焼が長い

広がるように平らな葉をもつ木のこと広葉樹といいます。

広葉樹が成長するときは横に横に成長し、木自体が大きいのが特徴です。針葉樹と比べると木が重くて着火しにくいのですが、火が着くと長持ちするので薪ストーブ使用時は広葉樹がオススメです。

広葉樹の特徴

  • 密度が高く重い
  • 年輪がわかりにくい
  • 薪が硬く割りにくい
  • 燃焼時間が長い
  • 煙が少ない
  • 針葉樹より値段が高い

密度が高くて油分も少ないので着火剤には向きません。木が硬いので薪割りするときは斧を使いましょう

ナラ、サクラ、ケヤキ等が代表的な広葉樹です。

斧と鉈の違い

焚き火を始めるとき、キャンプ場で購入した薪をそのまま燃やそうとしても燃えません。

薪を割って、小さくなった薪に火を着けて徐々に大きくしていきます。薪割りを楽にしてくれるのが斧や鉈です。それぞれの特徴を解説します。

斧は大きな薪でも簡単に割れる

大きい薪でも簡単に割れるのが斧の特徴です。

初めの頃、私はナイフでバトニングしていたのですが刃を研いでもすぐに刃こぼれし、時間もかかるので斧を購入しました。重くて大きいので持ち運びは辛いですが、薪割りは格段に楽になり、時短できました

斧は重さを使い振り落とすので400~1500gの重さが使いやすく、キャンプ場で売っている一般的な薪なら簡単に割れます。

鉈は持ち運びに優れている

鉈は斧よりも軽く、持ち運びやすいのが特徴です。

鉈も薪を割ることはできるのですが、大きいものや広葉樹を割るのには向いていません。枝を払ったり、フェザースティックを作ったりといった細かい作業がメインになってきます。

鉈にも種類があり、『剣鉈』『腰鉈』の2種類です。

  • 剣鉈… 先が尖っていてナイフのようになっている。
  • 腰鉈… 刃の部分が長方形になっている。アウトドアで使われるのはこっち。

バックパックで荷物を軽量化したい方や徒歩キャンパーの方には鉈がおすすめです。

広葉樹は鉈では割れない

鉈で広葉樹の薪割りはしない方が良いでしょう。

広葉樹は硬いので割れにくく、鉈より斧で割るほうが安全で効率がいいからです。鉈やナイフで薪割りをしてしまうと刃こぼれをしたり、力を入れすぎて怪我をしてしまったりする恐れがあります。

刃こぼれをさせない、怪我をしないためにも広葉樹は斧で薪割りしましょう

針葉樹なら鉈でも割れます!

薪割りにおすすめの刃物

薪割りにおすすめの刃物を紹介します。鉈は必要性を感じていないので購入していませんが、ナイフと斧は私が実際に使っているものと同じです。

モーラナイフ

とりあえず一本持っておくと良いされるのがモーラナイフ(Morakniv) Companion Heavy Duty

刃がステンレスなので手入れも不要で初心者でも扱いやすいです。私の初めの一本はモーラナイフでした。

値段も手頃なのでとりあえず一本持っておけばバトニングや料理で出番が多いでしょう。

ユニフレーム つるばみ鉈

ナイフと斧の間に位置する鉈。ナイフでは物足りない、斧は重いから嫌だという方には鉈がおすすめです。

代表的な鉈といえばユニフレームのつるばみ鉈です。全長35センチ、重さが500gなので持ち運びは苦にならないでしょう。

ハルタフォース スカウト

Hultafors(ハルタフォース) スカウト はスウェーデンのブランドで、1697年から続く伝統的な業で造られています。スカウトはアウトドア向けに製造されているモデルです。

全長38センチ、重さが900gあるので、あまり力を入れずに振り下ろすだけでも簡単に薪割りができます

ハルタフォースは持っている人が少ないので「他人とは違うものを使いたい」というこだわり派の方にもおすすめです。

鉈と斧で迷ったら斧を買おう

薪割り用の刃物で最初の一本を迷ったらとりあえず斧を買っておきましょう。

キャンプ場は広葉樹と針葉樹のミックスで販売されている場合もあるので、斧があればどちらの薪でも対応できます。

  • 薪が大きすぎて割れない
  • 薪割りで疲れてしまう
  • 新品の鉈が刃こぼれしてしまった

斧を一本持っておけば薪割り時の問題から解放されます。

気持ち良く薪割りができ、ストレス解消になるのも斧の利点ですね。

鉈では広葉樹は割れません。鉈と斧で悩んでいる場合は斧を選択しましょう。

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